2019/11/14
USB-PD QC PowerIQ HSC 知ってる?
世は充電規格の戦国時代!
PD, QC, IQ, HSCこの単語を聞いて「あー、あれのことね」そう思ったあなたは、
合格です。
合格した君にこの記事は必要ないから窒化ガリウムの構造体でも見ててください
さて、最近はすっかりスマホも浸透してより様々なメーカーから多数のDeviceが発売されてます。しかし、いまだに充電器は統一されません。これには我々ユーザーもうんざりですよね。
「え、最近はtype-CでSwitchもMacBookもAndroidもiPadも全部同じ充電器で挿せるよ。Mr.Dはそんなことも知らないの?」
そんなことは見ればわかります。
そうです。すでに差込口の規格はmicro-usb type-Bからtype-Cに移行しました。これによって我々はUSBの表裏のイライラを感じずに日々安寧の時をすごせます。
私が今回お伝えしたいのは
充電の規格調べてから買ってますか?
購入したACアダプターやケーブルに「急速充電」と書いてあるにも関わらず、充電が遅いと感じたことありますよね。それは、ACアダプターやケーブルが自分の端末とマッチしてない可能性がとても高いです。
以下すべての規格の説明ができるようになれば、充電器の買い間違いを防げるでしょう。
- USB Power Delivery
- Quick Charge
- Power IQ
- Huawei Super Charge
この他にも独自規格はまだまだありますよ。今回はよくみかけ3つとちょっとやっかいな1つの独自規格を紹介します。
USB Power Delivery
通称USB PD。GoogleやAppleがゴリゴリのゴリ推しをする規格で、最大100Wの出力が可能な急速充電の規格です。従来のtype-Bの充電器では急速と呼ばれるもので5V/2.4Aつまり最大出力12Wでした。その差は歴然でおよそ10倍のバワーを出力できる代物です。
USB PDの充電器にも複数の選択肢があります。それはワット(W)数です。
例えば、MacBookの純正充電器を見ても「29W, 30W, 45W, 60W, 61W, 85W, 87W」こんなに沢山あるんですね。仮に出力が30Wの充電器で、87Wの給電が必要なMacBook Proでは急速充電ところかむしろバッテリーが減っていくかもしれません。
適当にUSB PDの充電器を買うのではなく、最低限自分の端末がそれぞれ何W必要なのかを調べてから買いましょう。基本的に充電器のW数が大きいものを購入しておけばそのW数以下のものは急速充電できるので安心ですね。その分値段も高い
Quick Charge
通称 QC。米国QUALCOMM社が開発した急速充電の企画です。最新の規格はQuick Charge3.0で3.6Vから20Vまで200mV単位で電圧を変動でき、端末に合わせた 電圧と電流で充電することができます。
また日本で流通しているほとんどのスマホ端末が対応しています。
またUSB PDのようにW数や電圧を考えることなく購入できるのも良い点です。
Power IQ
充電機器といえば米Anker社。PowerIQはAnker社が開発した充電規格です。最新のPowerIQ3.0では最大100Wの出力に対応しました。 接続された機器を即座に認識し、機器毎に急速充電をするために適した電圧や電力を自動で調整して供給します。
USB PDとQCに対応しており、より包括的な充電規格といえます。
充電器、ケーブルをAnkerでそろえておけばスマホの充電には困らなさそうです。しかし、USB PD同様に自分の端末が何W必要なのかは知っておく必要があります。
Huawei Super Charge
通称 HSC。中国のHuawei社が開発した充電規格です。端末の電池残量に応じて充電するので残量が少ないときは高速に、残量が多いときは通常の速度といった仕様です。
格安simで猛威を振るっているHuaweiですが、充電に関してはかなり厳しいようで端末を購入した際に付属している純正のACアダプターとケーブルを使わないと超急速充電にならないケースが多いようです。
Huawei端末は公式から充電器を購入するほうがよさそうです。
まとめ
この4つの企画を知っていれば大体の端末で急速充電することができると思います。 自分の端末がどの規格に対応しているのか、充電器やケーブルはどの規格に対応しているのか。これらを注意して購入しましょう。
現状では、PDとQCに対応しているPowerIQ3.0が最強の規格ではないでしょうか。
最近では、シリコンに変わり窒化ガリウムを使った充電器なども出てきましたね。今後の充電事情の動向もチェックしていきましょう。
では、良い充電ライフを!